ジョセフ・マーフィーは、イメージしたことが実現すると言いました。
ナポレオン・ヒルは、ベストセラー『思考は現実化する』を書きました。
稲盛和夫は、商品開発に際して子細までイメージできなければ行動しないと言いました。
それ以外にも、イメージこそが、成功のコツである、と言った人は多いと思います。

ただ、イメージすれば叶うという話。
色んな解釈の仕方があると思うのですが、実際のところ本当なのでしょうか?

イメージすれば願望は自由自在?

なりたい姿を思い描け!?

たとえば、年収1億円になりたいと思ったとき、
1億円が振り込まれるような銀行口座のイメージをする。
そうすると、実際にそんなことが起きる。
ジョセフ・マーフィーの著書を読んでいると、そんな都合のいい世界になりそうな気がします。

私は、ジョセフ・マーフィー・インスティテュートというところか出ている、
公式のCDセットを購入し、毎晩聞いていました。
しかし、残念ながら願望通りの世界は実現しませんでした

イメージするだけで思い通りになるのか?

今の「引き寄せの法則」や、都合の良い量子力学の解釈からすると、
欲したものは引き寄せられ、目の前に現れるといいます。
ただ、それを本当に実現した人は、まだまだ少数派ではないでしょうか?

また、「そんなの眉唾でしょ?」と信用できない人も、
少なからずいらっしゃると思います。

とはいえ、私的現時点での結論は、「イメージすればそれが目の前に現れる」というのはあるかもしれない、と思っています。
もう少し正確な表現をするなら、「イメージできたものは、実現できる」という感じではありますが。

イメージすることの力

イメージに応じて動く人の身体

5円玉を糸でつるして手に持ちます。
じっと5円玉を見つめ、5円玉が時計回りに回転するイメージをします。
するとあら不思議。
5円玉はイメージ通り右回りに回り始めます。

これは決して念力とかサイコキネシスとかではなく、ただ、脳に作られたイメージと現実を合わせるため、脳が無意識に自分の身体を動かしたという事です。
イメージに合わせて、脳は身体を動かそうとするのです

イメージはシミュレーション

ちょっと難しいことにチャレンジするとき、そのことを何度も何度も脳内でシミュレーションしてみます。
途中でいろんな問題に気づいて、修正し、そしてさらにブラッシュアップしていきます。
さんざんやり終えたとき、どんな状態になるでしょうか?

たぶん、「もうできたも同然」って感覚になるんじゃないでしょうか?
初めてやることでも、もう何度もやってシミュレーションを終えた事、という感覚。
こうなると、出来て当たり前で、なんの気負いもない。

そうなると、上手くいく気しかしないから、頑張らなくてもやるんです
気合や、根性なんかなくても大丈夫。
だってできることがわかってるんだから、多少問題が出てもやり切らなきゃもったいない、と思えるんです。
諦めないから、出来てしまうんです。

イメトレでやり遂げることができる

つまり、さんざんイメトレが出来てるので、やり遂げることができるのです。
どういうことかというと、イメージができると、行動への移行がスムーズ。
そして行動し始めれば、やめることが難しい。
それがイメージの力なのではないでしょうか。

もしかしたら、そこに力を貸してくれる、
量子力学的な力が加わるかもしれないし、
引き寄せの法則的な力が味方してくれるかもしれない。

けど、イメージで確信を持ったら、動かない事の方が難しい
引き寄せの力なんて頼らなくても出来ちゃうよ、とおもえると、何の力かはわからないけど出来ちゃうってことがあるんじゃないでしょうか。

だいじなのは、一歩を踏み出すことではないでしょうか。

ポイント整理

・人は、イメージすると自然にイメージに現実を合わせようとする
・イメージはシミュレーション。繰り返すことで、やったような意識になる。
・イメージでできることがわかると、身体が勝手に動き出す。